人に良いと書いて『食』

                          本日のお弁当♪
              りんごとセロリのサラダ・ホウレン草のお浸し・五目豆
               小豆南瓜・きんぴらごぼう・むかご入り玄米ご飯


片付けブームが続いていて、“シンプルに暮らす=物を減らす”ことと考えがちです。
もちろん物が少なくなれば掃除や収納が楽になります。でも、シンプルに暮らすことは
インテリアだけではなく、生活という暮らしを中心とするものの中心である『食』ではない
のでしょうか。身体に入れるものだけで、私たちの身体は成り立っています。それらが、
また私たちの考え方や行動にも大きく影響してくるのですから 。
人に良いと書いて『食』なのですから、いい加減な食生活を送っていれば、おのずと
生活そのものがいい加減になってしまいがちです。
実りの秋で食べ物が美味しい季節だからこそ、食について考えてみたいものです☆

身体のいいなり!?

                   「身体のいいなり」 内澤旬子著
以前、新聞か雑誌で紹介されていてタイトルに釘付けになりました!!! 私が予想していた内容と違ったけれど(勝手な期待!)・・・、この本のタイトルのように多くの人が身体のいいなりになっているのではないでしょうか!?私たちは、身体に翻弄され、心に翻弄され、人に翻弄され、仕事に翻弄され、お金に翻弄され...etc.何と忙しいことでしょう。
yogaを勉強していく中で、亀が甲羅の中に頭と手足を自在に出し入れできる様に私たちも本来は身体(感覚器官)を自由に操れるもの、ということを学びました。vedantaでは、本来の自分とは何にも束縛されず自由であり、身体や心・感覚器官をはじめ回りの環境においても左右されず(全く翻弄される必要はない)どこまでも自由であるということを学びました。「私=身体や心」という間違った思い込みが身体や心に翻弄される一番の原因なのです。このことを知ってからは、大袈裟な言い方かもしれませんがとても生きるのが楽になりました。身体も心も本来の自分にとっては一番身近にいてくれる最高の友なのですから、“いいなり”ではなく“折り合いをつける”ぐらいが調度良いのかもしれませんね。

小春日和

                      柚子の皮を干し中~
            中身は絞って、自家製めんつゆに加えて「お手製ゆずポン」
                       


                        本日のお弁当♪
    
          人参のナムル・ホウレン草のソテー・南瓜のキンピラ・昆布の佃煮
                        グレープフルーツ
           [ 敷物は古着を再利用した刺し子の鍋つかみ byワタシ ]

最近読んだ本②

<徒然草(現代語訳)より>

世間のしきたりに合わせていると、
人間の心を汚す欲に振り回されて迷いやすい。
人と交際すれば、つい相手の話に合わせて
自分の本心とは違うことになってしまう。
人と遊びに興じ、他人と争い、恨んだり喜んだりして
心が安定することがない。
周囲の物事についていろいろ考えたり、いつも損得の
計算ばかりに降り回されて、それがなくなることがない。
それでは迷いに中で酔っていて、酔っ払って夢を見ている
ようなものである。
せわしく動き回り、本心を失って自分のやることを忘れて
しまっている。このことは誰にでも当てはまる。

最近読んだ本①

今年出版された五木寛之さんの本を読んでみた。



●『生かされている命をみつめて ~いまを生きることば~』
<目次より>
1.体の天気図
2.内なる声を聞く
3.脳を超えるもの
4.自己とむきあう
5.自分を愛することから
6.がん細胞の悲しみ
7.生かされる命をみつめて
8.こころの傷
9.誰のために
10.「慈」と「悲」
11.「悲」という感情
12.宗教の意味
13.往還
14.忘憂の名
15.舌はあるか
16.千日聞き流せ
17.屈原
18.「青い鳥」を探して    


●『きょう一日。~非常時を生き抜く究極の五木メソッド55~』
<五木メソッド55より>
1.寝たまま、両手をこすりあわせる
2.両手の指を軽く組んで上下に動かす
3.指の組合せを変えて同じ動作をする
4.指の組み方を逆にして手首を上下に
5.指と指の間を手刀でたたく
6.指を一本ずつ親指の腹でこすりあげる
7.親指と人さし指を合わせて反らす
8.指を手の甲の側に一本ずつ反らす
9.親指を除く四本の指をそろえて反らす
10.爪の付け根を親指と人さし指でもむ
11.中指、薬指、小指を曲げ伸ばしする
12.親指で手のひろを万遍なく押す
13.足の爪もみ。足裏も押す
14.再び、両手をこすりあわせる
15.その両手を丸めて、顔に近づける
16.手のひらを目、鼻、口元、耳へ
17.頭皮を指で押さえて前後左右に
18.親指でこめかみのくぼみを押す
19.同じように、眉の付け根を押す
20.眼高にそって目の上の骨を押す
21.同じ要領で、目の下の骨を押す
22.小鼻のわきを人さし指で押す
23.口の上から歯ぐきを押さえ左右に
24.下あごの両側のくぼみを親指で押す
25.ほほ骨の下にあるくびみを押す
26.耳の付け根をはさんで上下にさする
27.耳のはしをつまんで引っ張る
28.手のひらで両耳をふさぎ、離す
29.ひじを胸に寄せ、反対の足を伸ばす
30.同じ動作を、もう一方の足でやる
31.両ひざを抱き込み足首を前後左右に
32.両端の裏を合わせてひざを開き深呼吸
33.足首を反対の足ひざに乗せ倒す
34.同じ動作を、足を組み替えてやる
35.寝たまま、両手をバタバタさせる
36.両足をのばし、両手を下腹部に置く
37.深呼吸。好きな言葉を口に出して言う
38.「きょうも元気だ」と言って起きる
39.片足立ちで歯磨きをしてみる
40.入浴中に詰めたい水を身体にかける
41.養生は簡単で楽なことからはじめる
42.信号待ちを利用して括約筋を締める
43.身体が発する警告に注意しよう
44.時計に頼らない。すぐに見ない
45.たまには不摂生をしてみる
46.風邪と下痢は身体の大掃除
47.肺全体で呼吸をすることを心がける
48.身体の歪みは当たり前
49.ときにはナンバ歩きをしてみる
50.季節に関係なく、靴下をはいて寝る
51.ガニ股で顔を洗う。腰は曲げない
52.病気は治らない。「治める」もの
53.日記は翌日になってから書く
54.何でも自分でためして合うほうを選ぶ
55.自分にとっての「良い加減」を探す

人はさまざまです。百万人いれば百万通りの人間がいる。体質がちがうだけはありません。その人の環境がちがう。年齢がちがう。気質がちがう。経歴がちがう。
ですから、自分ひとりのための方法、というのが最も大事なのです。(中略)
このささやかな一冊のなかで、私は自分がふだんやっているいくつかの養生法をご紹介したいと思います。しかし、繰り返し書きますが、それは私にとって具合がいい方法です。万人に通用するわけではありません。しかも、医学的、科学的な根拠は一切つけ加えません。自分にいいな、と実感する感覚が全てです。専門家からすれば、ナンセンスと批判される方法もあるでしょう。むしろ、医学的には身体に悪い、という批判もでるかもしれない。しかし、明日なき時代には、自分の道をいくしかないように思います。頭で判断するよりも、気持ちがいいか、楽しいか、長続きするか、自分にあっているか、それが全てです。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::五木先生はこころやからだはもとより健康に関する本を何冊か出されていて、健康に対する考え方がとても近くて、いつも興味深い方だなぁと思っていました。今回の本は、いつもレッスンに通ってくださっているOさんが紹介してくださいました。そして自分で読んでもビックリですが、私のやっている養生と大変似ていました、特に寝ながらやるところ(笑)。ayurvedaのマルマ(経絡のツボのような箇所)をご存知なのも流石でした。もちろん、全てが同じわけでもなく(同じわけがなく!同じである必要もなく!!)ただただ共感したまでです。私も自分が普段やっている内容をたまにレッスンメニューにすることはありましたが、以前も書いたとおり一度わたしのメソッドをまとめたいと思います☆