精進ベジタリアン














私はベジタリアンです。
最近はマクロビが広まってきているので、そんなに物珍しく思われることも減ってきま
した が、 少し前までは「ご病気ですか?」と必ず聞かました。病気の治療としての食事
療法だ と思われていたんです。
子供の時や母が作ってくれたものを食べていた頃は普通でしたが、 自分で食を選択で
きるようになって自然とベジタリアンになっていきま した。 かれこれ15年以上になります。
初めての1人暮らしはイタリアでした。スーパーもありますが、買物は 基本的に市場。
お肉を欲しくなったら、当然お肉屋さんへ。あたりまえ のことですが、お肉屋さんの店先
は かなりグロテスク。欲しいものは 店主に言って、どの部分をどれくらい(どういう料理
をする か)などと 細かく伝えるとノコギリかナタのようなものでさばいてくれます。
薄切りや細切れミンチなどという存在はないらしく、ただでさえ語学の乏しいのに説明せ
ね ばならず一苦労でした。
もともと肉へのこだわりも全くなく、 野菜好きだということもあり、野菜が安くて美味しい
ので 貧乏学生だっ た私はベジタリアン一直線へ。
完全にオーガニックのベジになったのも、やはりカナダでした。
日本でも初めのうちは、大好きなヨーグルトや牛乳などの乳製品はや めるつもりもなく
(やめ られないと思っていた)たのですが、カナダの友人でパンが大好きなのだけ小麦
粉をやめたら咳きが楽になった、 というのがきっかけで好きなものは実はカラダに良い
とは限らないと 解り乳製品を辞めてみることに。
そうすると、アレルギーのようだった鼻が本当に楽に~◎

ベジタリアンといっても、ビーガンやマクロビとは違い、私の場合はにんにく・玉ねぎ・にら 
などの香りの強い野菜は使いません。 子供の頃から葱系が苦手で、それは子供独特の
もの だろうと思って いましたが、大人になって自分で選択できるようになると私にはそれ
らの物が 強すぎるということが判明。
玉ねぎは血液をサラサラにする、と言われますが私はアウト!
玉ねぎを消化できる能力が少ないのか、玉ねぎを食べるとオナラは臭いし、カラダ中が
ソワソワした様な感じになり大変です。 にんにくも同様!
外食ではこの二つが何かと入っていることも多くて困ります・・・・・

基本的には穀物菜食ですが、友達が命名してくれた精進ベジタリアンという言葉が一番
しっく りしている今日この頃です。 精進というと、懐石料理風なかしこまったものを想像
しがちですが 毎日のことなの普通の素食(粗食ではなくて素の食)です。
かつては、食にこだわりすぎて視野が狭くなりガチガチになっていた頃もありました。
アレだめ、 コレだめ、で目が引きつっていたことでしょう(笑)
人にもよりますが、ベジでも顔が黒くなったりする人はやりすぎです!
何事もやりすぎる・こだわりすぎて過度になると回らなくなることを実感し、 今は食に対し
ても穏やかに向き合うことが出来るようになりました。
ベジを薦めるわけでも、ベジが偉いとかではなく、私のカラダにはそれがただ合っていた
だけですから。
自分に合った食は、カラダへの負担が本当に楽になります!



         上の写真のりんごで作ったジャム  →→→
                           このピンク色!!